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登山兄弟のオベリスク登攀法。

今回は2014年7月21日に行った、
北岳~鳳凰三山登山、三日目。オベリスク攻略編。
で南アルプスの地蔵岳オベリスクに
登山兄弟が実際に登った時の方法を書いていきます。

まずはオベリスクの写真をご覧下さい。

20140721オベリスク攻略1
こちらがオベリスクの写真。
そして一番上に座っているのが登山兄弟の兄。
オベリスクがどれくらいの大きさなのかが分かると思います。

 

20140721オベリスク攻略2
続いてもう少し遠くから撮ったオベリスク。

オベリスクの全容が分かった所で
まずは登り方の前に今回僕たちが用意した装備を書いておきます。

・ザイル(9.5mm、40m)
・クライミングシューズ
・ハーネス
・ヘルメット
・カム × 5(#0.5、#1.0)
・クイックドロー × 5
・スリング各種
・カラビナ各種
・ハーケン × 3
・ハンマー
・チョーク

以上の物を用意しました。

何があってもいいように、というか
何があっても絶対に下りられるだけの装備は用意しとかないと!
と用意した装備ですが、正直こんなにいりませんでした(;^ω^)

実際に使ったのは、
・ザイル(9.5mm、40m)
・クライミングシューズ
・ハーネス
・ヘルメット
・カム × 2(#0.5×1、#1.0×1)
・クイックドロー × 3
・スリング30cm(支点用)
・スリング60cm(自己ビレイ用)
・カラビナ各種
だけです。
正直この装備も多すぎるかもしれません。
実際、オベリスクをフローソロで登る人は多いみたいですし。
僕たちより先に登った人も、クライミング装備はしてましたが
ヘルメットはつけずに登ってました。

それでは今からオベリスクに登った方法を書いていきます。

 

20140721オベリスク攻略3
まずはこちらの写真の、

 

20140721オベリスク攻略3-1
赤丸の位置まで普通に登ります。
この位置まで登るのは完全にバリエーションで、
自分で安全だと思う所を選んで登ります。

大抵皆さん向かって左の方から登ってます。
右の方は結構急な感じがしました。

赤丸の位置まで進むと結構平らになっているので
僕たちはここで靴を履き替えたり、ハーネスを着けたり準備をしました。

 

20140721オベリスク攻略4-1
準備が完了したら、一人はその場でビレイをする為に残り
登る方が写真の赤丸の位置まで登ります。
ここまでは普通の登山靴でも登れます。
ただし登れる。とはいっても落ちたら怪我をする高さです。

ネットで見つけた体験談では、
赤丸の位置までは登ったけど、そこからは登れなくて引き返した。
というのが多かったです。

 

20140721オベリスク攻略3-2
遠くから見た場合はこちらの赤丸。

赤丸の位置までたどり着いたら本格的に登っていきましょう!
ですが実際に登っている写真はありません(;´∀`)
一人が登って、一人がビレイをしているので
写真を撮る暇がありませんでした…

なのでここからは文字のみで。

赤丸の位置から上を見上げるとお助けロープがぶら下がっています。
ただそのお助けロープはいつ切れるのかわからないので
頼りにするのは危険です。

そこでここからはクライミングで登っていきますが
そんなに難しくないです。
削ってくれたのかそれなりのホールドがありますし、
クラックもあります。

登り始めはちょっとしたチムニーの様にもなってますし
傾斜角度もそんなにきつくないです。
クライミング経験がある人ならそんなに難しくないと思います。

ただ、最後の残り50cm位。
ここを乗り上げるのがちょっとしんどかったです。。
クラックを使えばいいのでしょうが、クラックの中には
お助けロープが数本ぶら下がっており
ちょっとやりづらい感があります。
※お助けロープは上の方に行けば行くほど沢山ぶら下がっています。

登山兄弟は念のためここまで上がってくる途中
落ちても大丈夫な様にとカムを二個使いました。
#0.5と#1.0を一本ずつです。

ですが、最後の乗り上げもお助けロープを使ってA0で登れば
全く難しくないです。
落ちる危険があるなら最後だけでもロープを掴んだ方が安全でしょう。
そんなに難しくないと書きましたが
それもクライミングシューズを履いているからであって
登山靴ではかなり難しいと思います。
※登山兄弟の兄は登山靴で登りましたが
ザイルで確保してあるから多少の無理をして登る事ができたと言っています。

十分なホールドがあると言っても
それはクライミングシューズだから十分なホールド。
登山靴ではかなり小さいホールドです。
お助けロープを利用して登る事は可能でしょうが
いつ千切れてもおかしくない。と考えていた方がいいと思います。

 

登ってしまえば後は下りるだけですが、下りるほうが難しいし怖いです。
登る前に、必ずどう下りるかを決めてから登りましょう。
お助けロープに頼って下りるのはちょっと怖いですね…

今回僕たちが下りるのに選んだ手段は懸垂下降。
懸垂下降をするには支点が必要です。
オベリスクの天辺には古いハーケンが一本打ってありますが
この錆びに錆びたハーケンを支点にして下りるのは流石に無理でしょう。
なのでお助けロープを繋いでいるスリングを支点にして懸垂下降をする事にしました。

支点にはスリングが数本繋がっており、スリングの先にカラビナが
確か3個ほどついています。
このカラビナにザイルを通して懸垂下降しましたが、
スリングを繋いでいる鎖も結構錆びてます。
なのであまり落下衝撃等は与えない方がいいでしょう。

 

以上が登山兄弟がオベリスクを登った時の顛末となります。

今回オベリスクに登った時の事を
ブログに事細かに書かせて頂きましたが
この記事が今後オベリスクに登ろうとしている人達の
力に少しでもなってもらえれば嬉しいです。

実際、僕たちがオベリスクに登ると決め、情報収集をした時も
ネットに載せてある色んな方々の体験談を参考にさせてもらいました。
そして兄弟子が去年実際にオベリスクに登っていたので
ネットでの体験談+兄弟子の話で
より確実な準備をすることができました。
ちょっと余計な装備を持って行き過ぎましたが…(;^ω^)

しかし登っている時の写真と、ホールドなどの写真を
載せれなかったのは残念だ…
また次にオベリスクに行く機会があればしっかり撮影してきます!

長々と書かせていただきましたが
最後に一言。

オベリスクの天辺から見える南アルプスの風景と
富士山…

最高ですよ!
これは是非生の目で見る事をお勧めします!
ウォルター・ウェストンが打ったと言われているハーケンも見れますし。

ただ絶対に安全に登って、下りる用意ができてから登ってください。
楽しい思い出を作るのは
「安全に下りて、無事家に帰る。」
というのが条件だと僕は思ってますんで。

と、いうわけで「登山兄弟のオベリスク登攀法。」
の記事を終わります。

これからも楽しく安全な登山ライフを!

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